ディケンズとロンドンを文学散歩しませんか?
冬に旅行するとアイスクリームなんて食べたいと思いませんので、私は旅行中にアイスクリームを食べた経験はあまりありません。そのために外国で食べためずらしいアイスクリームは、逆にその国で過ごした思い出の1つとして心に残っています。
毎日でも食べたかったったのはイタリアのアイスクリームでした。私が食べたのはベネチアでしたが、ナポリやシチリア島のような南部でも同じ味なのかは分かりません。ベネチアのアイスクリームが特別ではなく、イタリア全体がアイスクリーム天国であるならうれしいですね。
どんな味だったかといえば、細かい味は実は覚えていないのです。どれを食べても濃厚でこってりとした味で、食べた人を笑顔にしてくれました。種類も豊富でしたが1度食べるとおなかがいっぱいになるので、夕食を考えるとアイスクリームばかり食べるわけにはいきませんでした。最初に食べた日などは、結果としてその日の夕食がアイスクリームになってしまったものです。
たしかその時のアイスクリームの名前は、ベネチアの街の名前のついたものでした。ベネチアーザとかベネチアーノとかいった名前でした。
もう1つ忘れられないのが地中海の国キプロスで食べたバラのアイスクリームです。この国にはP&Pというアイスクリームのチェーン店がありました。外装が黄色なので初めての街でもアイスクリーム屋さんだけはすぐに見つけられました。
そのアイスクリーム屋さんではバラの味がするアイスクリームが普通に売られていました。こちらはイタリアとは違ってシャーベットのようにあっさりした味でした。しかしバラの香水のいい匂いがして、色も薄めたショッキングピンクでしたので存在感はばっちりでした。バラの香水が好きな私には世界で1番うれしいアイスクリームでした。
私はキプロス滞在中に何度かこの店に行きましたが、ある街のアイスクリーム屋さんでroseを注文すると店の人が
「全部バラでいいのかい?」
と聞くのです。今までそんなことを聞かれたことがなかったので意味が分からないまま「イエス」と答えたら、なんとコーンの上に3つもバラのアイスクリームを乗せてくれたのです。
香水の匂いがプンプンする着色料で色づけされたバラのアイスクリームは、私の中ではキプロスを代表する食べ物の1つです。